給与の前借り感覚での、ファクタリング等の利用は危険です!
2019年12月3日
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金銭感覚にルーズだったり、何かに依存してしまい、生活費や娯楽費の支出が難しくなり、金融機関からの(借金)借り入れも出来なくなる方が、悪失業者に狙われる事案が増加しています。
闇金から前借りするような「給与ファクタリング」の増加
給与等の継続収入を事実上の担保として資金を提供し、手数料を要求する「給料ファクタリング」の 被害が多発しています。”融資”を持ちかけるSNS(交流サイト)で「最短5分で融資」「他店で断られた方でもOK!」等の投稿等を見て、安易に給料の前借り感覚で利用するケースが少なくありません。
実態がよくわからない個人や業者からのファクタリングは、形式上は正式な貸金業者からの金銭の貸し借りではないため、利息制限を超えた金利換算では法外な手数料が請求されます。
法外な請求額を支払えなくなり、ますます請求額が増大します。
支払いに困り、相手の意のままに手持ち財産を搾り取られます。
利用した方の個人情報は闇の業者の間で共有され、さらなる被害拡大が継続します。
一般社団法人 日本ファクタリング業協会では注意呼びかけています
まとめ
自己管理と自制心な苦手な方や、情報弱者が狙われる案件です。経済管理は生活と直結していますので、自立した自己管理ができるようにしなければ生活は破綻します。
浪費や過度な消費は見直して、支出を減らしてください。
★ファイナンシャル・プランナーからひとこと
ご自身の“身の丈”に合った生活レベルをする事が大切ですが、“身の丈”に過剰な反応を示す方もおられます。
消費生活を見直すなり、労働方法を変更するなり手段はありますが、無理は事は継続できません。
生活が破綻する前の給与前借り等をしないように、冷静に計画を立てましょう。
参考サイト
- 日本ファクタリング業協会のウェブサイト:
http://www.j-factoring.or.jp
- 作成:令和元年12月3日14時
- 文:能登健
- 出典元:一般社団法人 日本ファクタリング業協会
- 絵:いらすとや