「COVID-19にさらされた可能性があります」の通知が来てPCR検査を受けてきました【陰性】
9月1日の朝に、筆者のiPhoneの画面に見たことのない通知が来ました。iPhoneに限らずスマートフォンの通知は、少し見ただけでわかる内容を通知として利用者にお知らせしてきます。
それが利用者にとって都合の良い情報か否かはすぐにわかるのです。
1日目:通知確認、そして通知があったことを相談
今回は、不運にも厚生労働省の接触確認アプリのアイコンで、「COVID-19にさらされた可能があります」という通知でした。
すぐに筆者の居住する都道府県である大阪府の連絡先へ電話をかけて、状況を説明しました。
筆者は糖尿病を患っており、基礎疾患がある重症化しやすいとされる対象者で、数日前から全身倦怠感や、少し喉が痛くなったりしてました。
今回は通知が来たのですが、アプリの確認画面では「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示されていました。
大阪府の担当者から説明されたのは、確認画面で接触が確認できた場合は、検査対象になりますが、画面に陽性者との接触が表示されてない場合は、例え通知が来ても問題ないとのことでした。
※9月8日にアプリのアップデートで改善されています。
基礎疾患と体調と通知内容を総合的に考えて、心配だから検査を受けたいとお願いしたところ、「夜の街関連での検査もあります、最近、BARやキャバクラには行かれましたか?」と聞かれたので、「居酒屋に行きました」と回答しました。
店舗名とおおよその住所を聞かれて、自宅待機するように指示されて、居住地域の検査受付の連絡先を教えてもらいました。
「日中は混み合ってて電話がつながりにくいので18時以降に連絡してください」と親切に不安にならないようにアドバイスまでしていただけました。
1日の18時過ぎに検査の連絡先へ電話をかけたところ、検査の予約をしてくれることになりました。「検査費用は無料です。検査の予約が完了した後に、日程と場所を後ほど連絡します」とPCR検査を受けることが確定しました。
2日目:検査の予約日時確定連絡
翌日の2日の16時過ぎに電話があり、「検査が明日の3日の午後14時50分で、検査する場所は◯◯で、場所は非公開となってますので、絶対に口外しないでください。時間は予約制なので早く来ても前の予約の方がおられるので、遅すぎず早すぎず、ちょうどその時間にいるようにしてください。できれば車で来てください。唾液を採取する検査なので、口をゆすいでから来てください。」と検査前の丁寧な説明がありました。
3日目:PCR検査のため唾液を採取
3日14時50分に指定された検査場へ到着して、クルマに乗車したまま防護服を装着した担当者から説明の後に、唾液を入れる容器を渡されて、「窓を閉めて、唾液が容器に溜まったら手をあげてお知らせしてください。」と説明があり、ドライブスルーと容器への唾液で、PCR検査での接触の心配は全くありませんでした。
唾液が溜まった容器を担当者に返却したら、担当者からは「明日から3日以内に検査結果の連絡をしますので、必ず出てください。」と説明があり「新型コロナウイルスの検査を受けた方へ」のタイトルのA4サイズの黄色い説明書を受け取りました。
最も遅い場合が日曜日になるので、色々と大変だなと少し不安に思いました。実はいろんな予定や約束を調整して延期していたのです。
4日目:検査結果の連絡
検査翌日の4日20時に、PCR検査結果の連絡があり、陰性でした。電話をかけていただいている担当者の方には、「最初の連絡から結果連絡まで素早い対応で感謝します。関係するスタッフの方々にもお伝えください。」とお礼を伝えました。
相談開始時の体調は自宅待機のおかげで、すっかり回復しており、元気が有り余っていました。
相談開始から検査結果の連絡までの4日間のスピード感と、地域の対応格差
マスコミや政治家などでは「検査が受けれない…」、「検査から結果がわかるまで数日かかり、不安がつのる…」などの不安をあおる内容を誇大広告のように、取り上げられています。
筆者が大阪府とやり取りした場合は、相談から検査結果の連絡まで4日間とスピード感があり、検査結果は翌日に連絡があり、検査結果の連絡まで数日かかるなんてことはありませんでした。
また、検査数を減らして陽性者の発表を抑えているなどの根拠のないウワサをされる方がおられますが、このように普通に会話して説明すれば、検査が受けられました。
都道府県や市区町村の体制に左右されることになると思いますが、大阪府は陽性者の拡大を防ぐために、検査体制を万全にして、スピード感がある対応をされていることがわかりました。
ちなみに、別の都道府県(直接聞きましたがどこかは言えません)では、今もなお医師が防護服を装着して、検査対象者を一人ひとり、鼻から長い綿棒のようなものを入れて、検体を採取しています。(かなり痛いらしいです)
そして検査結果の連絡までは数日かかっており、地域で対応の効率改善の格差があることは事実です。
まとめ
厚生労働省の新型コロナ接触確認アプリは、8月後半頃から、通知される場合の条件と、確認画面の表示の条件が異なっていたことがわかり、同アプリはアップデートで修正済みです。
通知される条件(陽性者との距離と時間)が少し広くなっていたために、検査対象となる目安以上の通知が増えていたことで、ネットのニュースでも散見されていましたので、改善されています。
アプリやOS(基本ソフト)は、必ず最新のものにアップデートしてください。
通信量がかかるから…そんな出来ない選手権をしないで、Wi-Fiが繋がるところへ行ってアップデートしてください。
それがあなたが持っている感染拡大を防ぐ最新技術です。
その気になれば有料で検査を受けると考えて、インストールしてない方は論外です。
感染拡大抑制の意味を理解しておらず、反社会的な考えをされていると周囲から扱われても仕方ありません。
その積極的に正しく知ろうしないネガティブな考え方は、今まではなんとかなっていたかもしれませんが、今は通用しなくなっているのです。
- 作成:令和2年9月9日
- 文:能登 健
- 出典元:厚生労働省、大阪府、大阪市
- 絵:いらすとや