コロナ禍に便乗した、各給付金の不正受給は詐欺行為です!
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、政府や自治体は今までにないほどの、経済支援策を実施しています。
事業者や個人のそれぞれにあった支援策にて、給付金などを適正に申請して受給してください。
突然、面識のない人物からのダイレクトメールやSNSサイトでの「給付金をもらいませんか?」の旨の勧誘があります。
その勧誘してきた人物は、下記のように「簡単に持続化給付金がもらえますよ!」と、案内してきます。
- 面識のない人物からの勧誘が来る。
- 給付対象であるか問題ではなく、その人物のグループが架空の売上帳簿などの申請に必要な資料を捏造して、申請するだけで給付金がもらえる。
- 持続化給付金100万円に対して、手数料5万円を前払いで、暗号資産(いわゆる仮想通貨)を取引所から送金するように指示される。
- あくまで申請者はあなたで、後日にあなたの口座に100万円が振り込まれる。
- 不正受給が判明することはなく、判明した場合は給付金を返納すれば問題ないと、詐欺行為であることを曖昧(あいまい)にする。
ご覧のように、架空の取引を資料を作成し、不正受給して、勧誘した人物とは直接会う事がないため、事件になった場合に相手が全く誰かのかわかりません。
また手数料の送金先が暗号資産となっており、資金洗浄(マネーロンダリング)が比較的に容易なため、勧誘した相手を探すことはかなり困難です。
申請者と受給者は同一人物であるため、容易に不正受給が判明して、詐欺行為で刑事罰の対象になります。
不正受給をしてしまうと、勧誘したグループに弱みを握られて、給付金以上の保有している資産や、収入まで全て吸い取られます。
詐欺師たちは、あなたの心のほんの隙間に都合の良い甘い言葉で、弱みにつけ込んでくることなどがプロの犯罪グループです。
まとめ
コロナ禍という黒船が押し寄せてきて、先送りしてきた「情報を精査し取捨選択と、応用力のある幅広い倫理観」がない方は、不安と経済的に困っている現状で、大金をちらつかされて「大丈夫ですよ、安全ですよ」と勧誘されても、催促されても、よく考えたり周囲に相談してください。
入口はやさしいかもしれませんが、後で恐ろしいことになります。それが特殊詐欺グループの手段です。
不正受給で、政府と警察から追われ、特殊詐欺グループの「騙しやすい人物リスト」に掲載され、闇のマーケットで拡散して、人生は詰んでしまいます。
怪しい勧誘には十分注意してください。
怪しい勧誘があった場合は、警察相談専用電話か、消費者ホットラインへ相談ください。
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:局番無しの188(イヤヤ)
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- 作成:令和2年7月22日
- 文:能登 健
- 絵:いらすとや