インターネット検索で上位に表示される、高額なロードサービスに注意!

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■この記事のポイント
故障時問い合わせルート事前確認! JAFや保険のロードサービスを活用しましょう!
⚫︎車の故障時に、悪質ロードサービス業者から高額な料金を請求されるトラブルが増えています。
⚫︎悪質なロードサービス業者が、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索サイト大手に、広告料金を支払ってスポンサーとなり、ロードサービスに関連する検索候補として表示させているおり、誤って依頼してしまうためです。
⚫︎そもそもJAFや自動車保険のロードサービスを利用することで、無料で広範囲のトラブルに対応できます。
⚫︎JAFの会員向け優待施設を利用すれば、年会費も無駄になりません。
⚫︎故障時は慌てずにJAFや保険会社のロードサービスを利用し、普段から車の点検を忘れずに行いましょう。

JAFや保険のロードサービスを活用しましょう!

 車の移動中に突然故障し、スマホでロードサービスを検索して利用したところ、高額な料金を請求され、さらに現金決済のために業者がATMまで同行するという消費者トラブルが多発しています

 急な故障で困っている消費者を狙った悪質業者が、ネット検索で上位に表示されるケースが増えています。
 多くのドライバーはJAFの会員であり、普段から優待施設の割引や故障時のロードサービスを利用しています。
 また、自動車保険(任意保険)に加入していれば、保険会社のロードサービスも利用可能です。

 JAFと任意保険を併用することで、広範囲のトラブルに無料で対応してもらえます。

JAFの会員向け優待施設を利用することで、年会費も無駄になりません!

 JAFの年会費を支払うことにためらったり、新たに加入を面倒に感じたりすることで、故障時の対応に困り、スマホで検索した悪質業者に依頼してしまうことがあります。
 上記のようなネガティブな発想が結果的に悪質業者から高額な現金請求を受けること連鎖していくことになります。
 JAFは優待施設の豊富さから、加入の敷居が比較設定されています。
 優待施設を積極的に使えば年会費は回収できる場合もあります。
 大切なのは、日頃からリスク対応を想定して何が使えるのかを確認しておくことです。『備えあれば憂いなし』とはこのことです。

故障時は慌てずにJAFと保険会社のロードサービスを利用しましょう!

 移動中に故障すると予定が狂い、事故に遭ったかのように困ることになります。
 特に走行中にタイヤバーストなどが発生すると、後続車への事故につながる可能性が高くなります
 ドライバー自身がJAFや保険会社のロードサービスを利用できる条件を満たしているにもかかわらず、予期せぬ故障で慌ててしまい、悪質業者を呼んでしまうことがあります。
 慌てずに冷静に対応しましょう。

マイカーの日常点検を忘れずに!

 故障による整備不良は交通違反です。
 日頃から月に一度の洗車後に車の周囲を点検し、気になることがあれば整備工場やディーラーに相談しましょう。
 ブレーキや尾灯などの整備不良は交通違反となり、事故を誘発する可能性があります。
 普段から点検を行い、快適な運転を心がけましょう。


まとめ

 マイカーの故障時には、JAFや保険のロードサービスを活用しましょう。
 スマホでのインターネット検索上位には高額なロードサービスの悪質業者が必ず表示されます。
 悪質業者がGoogleなどの検索サイトに広告料金を支払ってスポンサーとなっているためです。

 車の故障時には、JAFや自動車保険のロードサービスを利用すれば、多くのトラブルは無料で応急対応してもらえます。

ポイント

  • JAF会員 : 優待施設の割引や故障時のサービスが利用可能。
  • 自動車保険 : 保険会社のロードサービスも利用可能。
  • JAFと自動車保険の併用:保険会社に連絡する際にJAF会員であることを伝えることで、連携できる無料対応範囲が明確になり多くのロードサービスが無料で利用できます。
  • 事前点検:洗車後などの月に一度の日常点検で、整備不良を未然に防ぎましょう。

 故障時は慌てずに、JAFや保険会社のサービスを利用しましょう。

参考サイト

  • 作成:2024年8月23日
  • 文責:能登健
  • 出典元:国民生活センター、JAF、日本損害保険協会、消費者庁
  • 画像:ぱくたそ
能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表
    消費者問題と、デジタル分野に詳しい、大阪で活躍するファイナンシャルプランナー
     
    主にスマホ料金相談事業者として、消費者に寄り添った対応で、利用プランと支払い額の最適化を実施し、余分な支払いを削減している。
    不当な契約があれば解約の上、行政の消費者相談窓口を案内している。
     
    化学プラント設備メーカー、産業用エンジンメーカーの商品開発(防災用発電設備)のプロジェクトリーダー・マネージャーなどを経て、現在に至る。

    社会課題を解決するために、問題と向き合い深掘りし、組織を横断して、時には政府に意見し、さまざまな問題に対応し、解決へ導くことをライフワークとしている。
     
    ファイナンシャルプランナー(国家資格:FP技能士)、情報処理技術者試験 初級システムアドミニストレーター(国家試験)、相続診断士(相続診断協会)、お客様対応専門員(消費者庁後援)、色彩検定2級(文部科学省後援)
    デジタル推進委員(デジタル庁)、食品ロス削減推進サポーター(消費者庁)