【ビデオ通話や、Web会議の通信容量の消耗は大きい】 無料通話アプリのサービスの利用は無料でも、通信容量は消耗します!
無料アプリだから、無料だと思ってビデオ通話を使っていたら、早くに通信容量を使い切ったみたいで、通信速度の制限になっちゃったの!
音声通話だけの時は、そんなことはなかったのに、なぜなの?
無料のアプリは、アプリの利用が無料であって、利用の際に使われる通信容量は、通信プランの話になります。
音声通話はさほど通信容量を使いません。
ですが、ビデオ通話は、音声通話の17倍の通信容量を使います。
しかも、電話と違って、発信した側にだけ料金が発生するものではなく、発信と着信に関係なく、利用したメンバー全てに通信容量が使われます。
え?
音声通話の17倍って、ビデオ通話はそんなに通信容量を使ってるの??
急にこわいこと言わないでよ!!
そうなんです。
動画と音声を通信していることになります。動画ばかり見ていると、早く通信容量をオーバーしますよね?
そうね。
そう考えたら、動画をそれぞれ送って、受けてるのと同じなんですもんね!
それなら、かなりの通信容量を消耗しそう…
そうなのです。Web会議などに参加する場合は、 安定した速度のWi-Fiなどの環境が必要です。
それを知らないで、セルラーモデルのiPadなどでWeb会議なんてしてしまうと、すぐに通信容量をオーバーします。
そして、会議中なのに無断退席せざる得ないという、「会議に参加するマナーがなっていない!」と、参加者から悪く評価される場合があります。
それは、困るわ!!
私も、知らないでWeb会議に参加して、通信容量オーバーで無断退席したら、準備ができていないルーズな人って思われちゃうよ!!
そうならないように、これからは、キチンと自分の通信容量や通信環境を確認しなきゃ!
そうだね。
Web会議の場合は、自分自身の身だしなみと同様に評価される場合があります。
つまり、理解していないことが自分自身の大きな不利益につながり評判を落とすことになりかねません。
時代の流れでなんとなく参加するのではなく、準備や理解してから会議には参加しなくてはいけないですね。
現実の会議でも同じことが言えるよね。
でも、無料アプリだから無料だと思って、通信制限が発生するまで気が付かない人が多いのじゃないの?
それは、すなわち会議室が限られた条件(会議の時間や参加人数)が無料なだけで、例えば準備費用は含まれてないですよね?
準備費用とは、例えるなら会議室の机の利用や会議への交通費などですね。
無料アプリの「無料」だけを都合の良いように解釈して、利用することは不適切です。
何事にも、何がどこまで無料なのかの利用条件を確認した上で使わなければ、経済的に破綻します。
そうよね。
無料の内容をよく確認して理解してから、上手に使わなきゃね。
そうです。
無料で利用できるものは、上手に活用して、コミュニケーションやくらしを向上される事が求められています。
新しい生活様式が浸透して、ビデオ通話が一般的になりつつある中、従来からあるLINEやFaceTime、Google Duo、Skypeなどの無料通話アプリのビデオ通話機能が多く利用されています。
また、ZoomやGoogle Meet、Cisco Webex Meetingsなどの、Web会議アプリも同様に日常で浸透しつつあります。
教育では、集合学習がオンライン授業や生涯学習や資格取得対策のオンライン講座などに変化して、場所や移動の都合を選ばない学習の機会が増加しました。
コロナ禍で、「進歩に迫られる時代」になり、この新しい生活様式の利便性を感じた部分については、今後は元に戻る事はないでしょう。
音声通話とビデオ通話での使用する通信容量の比較
アプリの利用は無料であっても、通信サービスを利用しますので、データ通信量は消費します。
電話と異なり、サービスを利用している両方および参加者の全ての通信容量が消耗します。
目安としてLINEの場合は、1GB(ギガバイト)で利用可能としているのは、音声通話で約55.5時間で、ビデオ通話で約3.25時間で、ビデオ通話は音声通話の17倍のデータ通信量を使用します。※高画質でのビデオ通話の場合は、さらに短時間でデータを使用します。
音声通話の場合はさほど通信容量を使用しませんでしたが、ビデオ通話だと動画を双方向に通信しているため、動画配信アプリを使用している場合の2倍の通信容量を使用します。
すなわち、ビデオ通話やWeb会議は、比較的多くの通信容量を使用することになっているのです。
無料アプリの通信量は無料ではありません
無料アプリだからといって、全て無料と思い込んで仕組みを理解せず利用していると、通信容量が思いのほか使用してしまい、通信制御(速度制限など)が発生します。
大手の3大キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクの通信容量の上限があるプランでは、ビデオ通話やWeb会議は通信容量を消耗します。
Wi-Fi接続などの安定した環境で利用しなければ、思っているより早く通信容量を使い切ってしまうことになります。
大手4社の大容量通信プランの場合のビデオ通話との相性
ドコモのギガホプレミア(5Gの無制限プランと4Gの大容量プラン)
5Gギガホプレミアはデータ無制限なので、著しく大量のデータ通信を継続的に使うなどの特殊な利用方法をしなければ問題ありません。
ギガホプレミア(4G)はデータ通信量(60GB)を使い切った後は、通信速度が1Mbpsになり、特にアプリをダウンロードする場合に時間がかかる程度の以外は、少し動画の画質が落ちる程度で、普通に利用できる速度で利用できます。
auの使い放題MAX(無制限プラン)
データ通信量は無制限なので、著しく大量のデータ通信を継続的に使うなどの、特殊な利用方法をしなければ問題ありません。
ソフトバンクのメリハリ無制限(無制限プラン)
データ通信量は無制限なので、著しく大量のデータ通信を継続的に使うなどの、特殊な利用方法をしなければ問題ありません。
楽天モバイルのUN-LIMIT VI(無制限プラン)
楽天モバイルの回線エリアではデータ通信量は無制限なので、著しく大量のデータ通信を継続的に使うなどの、特殊な利用方法をしなければ問題ありません。※パートナー回線エリアでは5GBを超えると通信速度が1Mbpsになり、特にアプリをダウンロードする場合に時間がかかる程度の以外は、少し動画の画質が落ちる程度で、普通に利用できる速度で利用できます。
無制限プランは、同価格帯であっても基地局数や通信条件は大きく異なっています。
一人ひとりが今の生活スタイルを把握して、支払い契約を検討しましょう。
まとめ
新しい生活様式に対応するためには、出口である支払い条件を確認して、他社へのMNP(転出)を含めた、通信契約の比較検討が大切です。
自助努力による利用目的の把握と、それにあったサービスの支払い契約を自ら自覚して探す事は、これからますます必要とされることになります。
自助努力による理解をおこたることは、余分な支払いが増えることに直結して、増額した支払いのために、さらなる労働などで時間が拘束され、自助努力がますますできなくなります。
これを「悪循環」または「情報弱者の負のスパイラル」と呼び、格差社会の要因となっています。
一人ひとりが支払いの主役となっている事を自覚して、自助努力にて生活スタイルに合わせたサービスを利用しましょう。
- 作成:令和2年9月21日
- 文:能登 健
- 出典元:NTTドコモ、au、ソフトバンク、LINE、LINEモバイル
- 絵:いらすとや