【政府の携帯電話の説明サイトの紹介】みなさん、自分にあった料金プランを選べていますか?

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 令和2年12月21日に総務省から携帯電話ポータルサイト(暫定版)公開が公開されました。

↑総務省 携帯電話ポータルサイト
※画像をクリックすると移動します。

 これは、複雑な携帯電話事業者(電気通信事業者)が複雑な料金プランや、複雑な条件を達成した場合の最低価格のみをTVCMや店頭などで誇大広告をして、消費者が理解するハードル高くして消費者が納得感のない状態で契約せざるえない状態で支払額が増えて、多くの家庭の支出を圧迫しているからです。

 このことは、大きな社会問題になっているはずですが、通信サービスの中で特に、携帯電話事業者は圧倒的な経済力を利用して、マスコミに広告費用などで上得意様となっており、報道番組を含めて論じられることはありませんこれを一般的には、忖度(そんたく)といいます

この携帯電話ポータルサイトは、前述のアクションプランの中で、「利用者が自らのニーズに合ったものを選択し、利用できる」環境の整備の一環の「消費者の一層の理解促進」が目的であり、利用者である消費者に不利益が発生しないようにするための情報提供の場であります。

携帯電話ポータルサイトの一部抜粋

 皆さん、自分にあった料金プランを選べていますか?
 実は、大手携帯会社4社のサービスを利用する方のうち、40%以上の方が月当たり20GB以上※の料金プランを契約していますが、実際に20GB以上を使っている方は約10%しかいないんです。
 もしかしたら、このサイトをご覧の皆さんも、実は必要以上の料金プランに入っていたり、普段の利用目的より高性能・高額なスマートフォンを使っていたり、「もったいない」携帯料金の支払いをしているかもしれません。

 この機会に、ご自身の支払っている通信料金の額や実際のデータ使用量を確認し、自分にぴったりなサービスをつかっているか確認しませんか?

 そして、やっぱり自分に合ってない!と感じられた方は、この機会に料金プランの変更や、携帯会社の乗換えを検討してはいかがでしょうか。

 また、実は携帯会社にはたくさんの種類があり、多くの方が使っているNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル以外にも、様々な会社が安価で便利なサービスを提供しています。ご検討の参考にしてください。

総務省 携帯電話ポータルサイト

面倒がらずに自己管理を始めて、余分な支払いを減らしましょう

 面倒がらずに一人ひとりや家族全体の生活スタイルの中の利用方法を把握して、適切な契約などにすることで、1人あたり年間10万円の無駄な支払いがあることに気がつきます。無駄な支払いのために余分な節約や、収入を得るための労働が増えていたら、本末転倒です。

 複雑だから、面倒だから、みんな支払ってるから…では、あなた自身の家計の責任が破綻している状態です。誰も責任は負担してくれません。


まとめ

 調べることを妥協して、携帯電話のショップスタッフなどの携帯電話事業者などに任せてしまうと、何が何かさっぱりわからなくなり、たくさん支払っていて、なんとなく納得ができていない状態が今後も続くことでしょう。

 自らに関係している厳しい現実と向かい合わなければ、問題は解決せず経済的な不利益や負担が増大し続けます。

 世帯単位での支払いなどの経済管理が破綻している状態で、支払いのために余分な労働などで収入を増やすことがさらに必要とされ、時間にゆとりが無くなり、自らの利用実態を把握することすら困難になってきます。このように悪循環が続きます。この状態だと日常生活的に信用リスクが下がることがあります。妥協は堕落の始まりです。

 ですが、自らの責任と利用実態などを把握して適切な契約にすることで、支払額は減るのです。

関連リンク

  • 作成:令和3年1月12日
  • 文:能登健
  • 出典元:総務省
  • 絵:いらすとや
能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表
    消費者問題と、デジタル分野に詳しい、大阪で活躍するファイナンシャルプランナー
     
    主にスマホ料金相談事業者として、消費者に寄り添った対応で、利用プランと支払い額の最適化を実施し、余分な支払いを削減している。
    不当な契約があれば解約の上、行政の消費者相談窓口を案内している。
     
    化学プラント設備メーカー、産業用エンジンメーカーの商品開発(防災用発電設備)のプロジェクトリーダー・マネージャーなどを経て、現在に至る。

    社会課題を解決するために、問題と向き合い深掘りし、組織を横断して、時には政府に意見し、さまざまな問題に対応し、解決へ導くことをライフワークとしている。
     
    ファイナンシャルプランナー(国家資格:FP技能士)、情報処理技術者試験 初級システムアドミニストレーター(国家試験)、相続診断士(相続診断協会)、お客様対応専門員(消費者庁後援)、色彩検定2級(文部科学省後援)
    デジタル推進委員(デジタル庁)、食品ロス削減推進サポーター(消費者庁)