【スマホの発熱に注意!】バッテリーへの悪影響で、電力低下による動作不良や発熱での故障も!

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iPhoneの調子が悪くて、すぐにLINEグループのビデオ通話をしていたら熱くなって、動作が鈍くなるんだけど、どうしたらいいの?

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

バッテリーの性能が低下していると、発熱が多くなり、さらに故障やシャットダウンを避けるために、動作が鈍くなる場合があります。
iPhoneの設定のバッテリーの「バッテリーの性能」の表示はどうなっていますか?

バッテリーの状態が「サービス」になってる。こんなの表示は初めて見た…
これって、どういうこと?

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

正常時は「ピークパフォーマンス」なんだけど、「サービス」はバッテリーの性能が低下して、十分な電力を蓄えたり、iPhoneの動作に電力が不足するおそれがあるので、早くバッテリーを交換が望ましいという意味ですね。

そのまま使ってるとどうなるの?

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

バッテリーの性能低下による充電時や放電時(利用時)の発熱で、iPhoneの他の内部の部品にも影響が発生して、近い時期に故障する可能性が高くなります。

バッテリーを交換すればいいんだね。そろそろ機種変更をしようと思っていたところだから、ちょうど良かったよ。

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

バッテリー交換する費用は1万円以内ですが、機種変更はその数倍の価格です。バッテリー交換で改善するのであれば、修理だけで済ませる方がお財布には優しいです。

確かに、言われてみれば、2年ごとに機種変更するような人が多く、それが当然だと思っていたけど、せっかくiPhoneの機種代金を支払い終えて、通信料金の見直しをして、出費を少なく暮らせてるのに、わざわざ支払額を増やす必要はないよね。

それに機種変更を定期的にしていたら、廃棄物が減らないから地球環境にも良くないね。

いくらAppleが環境問題に取り組む企業でiPhoneをリサイクルをしても、リサイクルにかかる運搬や手間がかかるから、移動に温室効果ガスを出すことになるよね。

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

自分の消費活動がきっかけの経済効果と環境負荷を考えるなんて、それはとても素晴らしい考え方ですね。
どうしてそこまで考えるようになったのですか?

子どもが二人になり順調に育ってるけど、私たちが育った気候とは明らかに変わってきて、そのひどい環境の中で子どもたちにはこれから育っていかなければならない。

子どもには何も罪はないのに、既に背負わされてしまってるから、親として大人としてできることは取り組まないといけないと思ってるよ。

こんなの大人の失態の押し付けで、子どもに謝っても許されることではないし、それならできることは取り組んでいくしかないからね。

カズキ
カズキ
ノッティー
ノッティー

さすが、2人目が育ってきたら、将来や周囲の影響に責任感ある消費者として、しっかりと地に足が着いた考え方になってきましたね。

いい話が聞けて、とてもよかったよ。

 スマートフォンやさまざまな持ち歩く機器の中には、リチウムイオン電池が内蔵され、その電気エネルギーで機器が動作しています。

 リチウムイオン電池を搭載している機器は、普段通りに利用していても、充電と放電の繰り返し、加熱と冷却の繰り返しなどで、電池の性能が低下していきます。

スマートフォンなどの内蔵電池が性能低下する仕組み

 スマートフォンの一般的な利用方法では、新品購入時から3年以降から電池(バッテリー)の性能低下時期になります。

 MacBookなどのノートパソコン(ラップトップ)では、充放電回数がカウントされる機能があるものもあります。理由は、リチウムイオン電池の性能の低下は、充放電の回数に影響されるためです。

 また、加熱と冷却の繰り返し(ヒートショック)など四季の気象状況で影響を受ける周囲環境要因と、スマートフォン本体の処理性能をより多く使う動作を連続して利用していると、内部のSoC(シリコン オン チップ)が発熱が継続する利用方法要因があります。

 発熱した熱エネルギーは本来であればスマートフォン外部の周囲の空気の温度差で平準化されますが、真夏の過酷な状況や、真夏に過剰なケースを装着した状態で発熱を継続させると、スマートフォンの内部がさらに高熱になります。

 スマートフォン内部の高温状態が継続した場合に、バッテリーの著しい性能低下や内部機器の故障が発生する場合があります。

 最近のスマートフォンは耐水性が向上して、スマートフォンの内部が密閉した構造になっていることから、熱を逃すことが比較的困難になっており、一部のスマートフォンでは一時的に動作を低下させて、温度を低下させリチウムイオン電池への高熱の悪影響を軽減させる機能があります。

スマートフォンのバッテリーの状態を確認する

 スマートフォンでは、AppleのiOSのiPhoneシリーズと、GoogleのAndroid OSのスマートフォンがあります。

iPhoneの場合

 iPhoneの場合は、設定の項目にバッテリーの小項目があり、バッテリーの状態を確認可能です。このバッテリーの状態は、新品の状態に対しての最大容量を表示して、その数値からiPhoneの処理性能を「ピークパフォーマンス」や「サービス」などの表示で、バッテリーの交換時期の目安を消費者が理解できます。

 ここで、注意しなければならないことは、「サービス)の表示がされた状態で、iPhoneが高温になる利用方法を継続した場合に、他の内部機器が故障して、バッテリーの交換だけでは修理できない状態になる場合があります

 バッテリーに負担をかけないようにするには、①画面の明るさを自動にします。②利用していないアプリを終了させます。③こまめに低電力モードにしてください。
 低電力モードは、さまざまな機能を制限して、バッテリーに負担をかけないようにする機能で、バッテリーを長持ちさせる時にも活用するものです。
 設定からコントロールセンターで、「低電力モード」をコントロールセンターでいつでもすぐに切り替えられるようにしておくと便利です。

 筆者の場合、先日にiPhone7Plusをサービスの状態で、インターネット共有しながら3DCG機能を活用したアプリを継続利用していて、数時間後に突然画面が消えました。
 ホームボタンは反応するのですが画面は薄暗く付いているだけで表示は何もされなくなりました。この状態になれば、内部の個人情報を消去することができませんので、あきらめて廃棄するしかありません。
 幸いそのiPhoneだけで利用していたわけではなかったため、被害は本体故障だけで済みました。筆者のように複数のiPhoneを利用している方は稀なので、皆様は十分に注意してください。

Androidスマートフォンの場合

 Androidのスマートフォンは、設定のシステムの項目の端末情報の小項目の電池の状態を確認すれば、内蔵バッテリーの性能が良好か否かがわかります。

 Androidスマートフォンは内部のソフトが内部の温度に応じて処理性能を一時的に低下させて、内部温度を低下させ、高温によるバッテリー性能の低下を防止する機種があります。

 Androidスマートフォンについても、耐水性が向上しているため、内部の発熱を逃すことが苦手であり、そもそも発熱することを想定して、処理性能を制御することでさらなる発熱を回避するように設計されている機種など、機種ごとに工夫が異なりますので必ず購入前に確認しましましょう。

発熱して内部にダメージが発生する目安は?

 iPhone、Androidスマートフォンに関わらず、周囲の気温が高い状態で、動画を継続して視聴し、さらにカメラを起動しようとしても、カメラが起動できない場合があります。

 iPhoneの場合は、カメラのアイコンをタップしても反応がなかったり、カメラが起動できても画面が真っ暗などの状態になります。

 Androidスマートフォンの場合は、「本体の温度が上昇したためカメラが起動できません。しばらくしてからお使いください。」などのメッセージが表示されます。

このような状態になれば、内部全体に高温によるダメージが発生するおそれがあるため、ただちに起動している複数のアプリを終了させて、風通しの良い場所で熱を冷ましてください。

スマートフォン内蔵バッテリーの交換費用

 iPhoneは Appleの正規修理拠点の場合は、iPhone8以前やiPhoneSE(第2世代)などのTouch ID(指紋認証)のホームボタンが付いている機種は5,940円、iPhoneX以降のFace ID(顔認証)の機種は、8,140円です。機種変更するよりかなり低価格でバッテリー交換が可能です。

 Androidスマートフォンの場合は、大手通信キャリアの販売代理店が修理窓口になっている場合や、SIMフリー端末の場合はメーカーに直接依頼することになります。

iPhone、Androidスマートフォンともに、バッテリー交換費用は、機種変更するより低価格で可能ですが、バッテリー以外に不具合があった場合は、修理費用が高くなり再度見積もりが提示されます。

国民生活センターからの注意喚起

 国民生活センターでは、スマートフォンを充電した状態で動画を視聴したまま眠ってしまったことを想定して、事故の再現実験をしたところ、高温になったスマートフォンに布団などの寝具がかぶさり、さらに高温になり故障したり、火傷の危険があると注意喚起しています。


まとめ

 スマートフォンの外部バッテリーとして、乾電池を利用したものを使用したことがある方がおられると思いますが、スマートフォンの充電が回復しない間に乾電池が消耗して、使い物にならなかった経験があったと思います。

 通常の乾電池に比べて、リチウムイオン電池は容積の大きさは小さく多くの電気エネルギーを蓄えていることが分かります。

 リチウムイオン電池に限らず、電池は化学変化を利用して電気を蓄えているので、周囲の温度条件が変化すると、性能が十分に発揮できないどころか、発熱や膨張などの故障が発生します。

 以上のことを理解して、リチウムイオン電池を内蔵したスマートフォンを扱いましょう。

スマホは、あなたの個人情報や生活の情報が多く入っています。大切に扱いましょう。

参考リンク

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  • 作成:令和3年8月31日
  • 文:能登 健
  • 出典元:国民生活センター、Apple
  • 画像:ぱくたそ、いらすとや

能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表、ファイナンシャル・プランナー、グラフィック・デザイナー、エンジニアリング・アドバイザー、システムアドミニストレーター、相続診断士、お客様対応専門員(CAP)、消費者啓発活動ボランティア、課題解決型・組織横断型地域ボランティア