長期保証などのトラブル

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 消費者が家電量販店等で購入時に、長期保証等の修理等の費用負担を軽減するサービスに、加入する事を確認される事が多くなっています。

 長期保証等のサービスは、何処の店舗でも同じではありません。また同一店舗であっても保証内容が商品ごとに異なりますので、長期保証等のサービスの加入(契約)時に内容を確認する事が大切です。

 一般に製品(工業生産品)は、購入時の不具合(初期不良)以外は利用頻度や利用環境に依存します。購入後1年以内の製造メーカーの保証期間がある理由は、購入時の不具合や、短期間での自然故障で利用できなくなり、消費者の負担を減らすために、一般的に定められているものです。消費者側の故意や不注意による故障には対応していません。

 過剰に品質を向上させて販売価格が高価になる事を避けるために、ある程度の利用で安全に故障するように、設計寿命が製品ごとに設定されています。

 長期保証等の内容が、製造メーカーの保証内容を延長したものであると、誤解されている方が少なくありません。
 保証内容は異なりますので、事前に確認が必要です。低価格でメーカーと同一内容の保証内容が継続できると思われている方は、「無い物ねだり」になります。
 ですが購入時にのみ加入可能なので、内容を理解しない状態で加入(契約)して、数年後の故障した際の修理費用発生時に、長期保証等の内容で店舗とトラブルになる事が少なくありません。

 スマートフォンの場合は販売店によって毎月支払いになっており、利用期間が長ければかなりの高額負担になっている場合もあります。

契約内容や、延長保証料が高額になるなど、不審に思われた場合は、消費者ホットライン:局番なしの188へ相談してください。


まとめ

 店舗や製品ごとに異なる保証内容を、商品購入前に他店と販売価格だけではなく包括的に検討比較して、買い物上手になりましょう。

  • 作成:令和2年1月21日20時
  • 文:能登健
  • 画像:いらすとや

能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表
    大阪で活躍する消費者問題と、デジタル分野に詳しいファイナンシャルプランナー
     
    主にスマホ乗換相談事業者として、消費者に寄り添った対応で、利用プランと支払い額の最適化を実施し、余分な支払いを削減している。
     
    化学プラント設備メーカー、産業用エンジンメーカーの商品開発(防災用発電設備)のプロジェクトリーダー・マネージャーなどを経て、現在に至る。
    課題を解決するために、問題を深掘りし、組織を横断して、さまざまな問題に対応し、解決へ導くことをライフワークとしている。
     
    ファイナンシャルプランナー(国家資格:FP技能士)、情報処理技術者試験 初級システムアドミニストレーター(国家試験)、相続診断士(相続診断協会)、お客様対応専門員(消費者庁後援)、色彩検定2級(文部科学省後援)
    デジタル推進委員(デジタル庁)、食品ロス削減推進サポーター(消費者庁)