【不審なメッセージ】 支払日を狙った不審なメッセージに注意!

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 令和3年7月12日正午前に、家族のスマートフォン(iPhone)宛へ不審なショートメッセージが届きました。

携帯電話番号に届く、不審なメッセージ

 発信者は070-××××-××××から始まる番号で、最初から怪しさはありましたが、念のため記載の関係先へ確認をしました。メッセージ内容は次のとおりです。

 「ご利用料金の支払い確認が取れておりません。本日中に06-××××-×××× NTTファイナンスサポートセンター迄ご連絡ください。

NTTファイナンスとは

 ちなみに、NTTファイナンス株式会社は、NTTドコモなどのNTTグループ通信サービスなど料金の請求や回収業務を行っている企業です。

 メッセージが届いた日は、ちょうど通信料金など含んだ引き落としの期日であったため、NTTドコモへ確認したところ、NTTファイナンスでは登録がない電話番号なので、詳細はNTTファイナンスへ確認くださいと返事がありました。

 NTTファイナンスへ確認したところ、引き落とし内容とは全く関係がないメッセージである事がわかりました。

架空請求メッセージには、あわてずに!

 このような、10日または翌営業日の引き落とし日の正午前を狙った、架空請求のメッセージは、あわてているときは電話をかけてしまいがちです。決してあわてて電話をかけてはいけません!
 NTTファイナンス側からすると、“引き落としができない場合は、コンビニ支払いの用紙が送られますので、そのような電話やメッセージで連絡することはありません。”と、明確な対応の確認ができました。

 NTTファイナンスの公式ウェブサイトでは、同内容のメッセージに関する注意喚起をされています。


まとめ

 悪質な架空請求などのメッセージは宛先を番号だけで無作為に送信し、料金引き落とし日などを狙ってあわてさせ、冷静な判断ができない状態で、騙すことを目的にしています。

 ショートメッセージは携帯電波番号だけで必ず届く性質から、冷静にじっくり判断できる時まで放置しておきましょう。
 後に記載の電話番号ではなく会社の電話番号などを調べてから問い合わせて、確認すると決着します。

怪しい場合は、消費者ホットライン(局番なしの188)へ相談してください。

参考リンク

  • 作成:令和3年7月13日
  • 文:能登健
  • 出典元:NTTファイナンス
  • 画像:ぱくたそ

能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表
    大阪で活躍する消費者問題と、デジタル分野に詳しいファイナンシャルプランナー
     
    主にスマホ乗換相談事業者として、消費者に寄り添った対応で、利用プランと支払い額の最適化を実施し、余分な支払いを削減している。
     
    化学プラント設備メーカー、産業用エンジンメーカーの商品開発(防災用発電設備)のプロジェクトリーダー・マネージャーなどを経て、現在に至る。
    課題を解決するために、問題を深掘りし、組織を横断して、さまざまな問題に対応し、解決へ導くことをライフワークとしている。
     
    ファイナンシャルプランナー(国家資格:FP技能士)、情報処理技術者試験 初級システムアドミニストレーター(国家試験)、相続診断士(相続診断協会)、お客様対応専門員(消費者庁後援)、色彩検定2級(文部科学省後援)
    デジタル推進委員(デジタル庁)、食品ロス削減推進サポーター(消費者庁)