【表示に注意】 消費者の「無意識の同意」を操る「ダークパターン」の仕組みに注意!

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商品の購入を冷静に検討したいのに、「在庫が残り○個!」や「期間限定!本日限り!」などの購入や契約を急がせる広告表示が、実在店舗の店頭だけでなく、TVCMやインターネット通販で、特に最近増え過ぎて、うんざりしてるわ。

本当に購入が必要なものかはさておき、購入を急ぐようにさせられて、疲れるんだけど、あれはなんなの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

それは、「ダークパターン」といって、消費者のスキをついて、必要のない余分な注文など「無意識の同意」を促す仕掛けです。

それって、規制されてい、ないの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

厳密にはいろんな規制に抵触するけど、なぜか騙される消費者側が冷静な判断をしなかったから、悪いと一方的に考えがちで泣き寝入りが多いですね。

そもそも、事業者側は消費者にモノやサービスを購入や契約させることで売り上げが伸びます。
事業者側は当然ながら、そのモノやサービスの専門知識があり、都合の良い説明をしがちです。
さらに、販売促進のため費用をかけて誇大広告や、消費者がその価値を冷静に判断できなくなるような限定販売などと繰り返し伝えることで、消費者は操られ必要でない余分な注文や契約をしてしまいます。

反社会的で詐欺的な手法として、消費者契約法、景品表示法、特定商取引法などで規制はされていますが、TVCMを見ていると、違法行為が常態化しています。

規制の取り締まりは強化されないの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

それは、消費者行政があまりにも脆弱で、国民全体が消費者として問題意識を持つ事が求められています。

実際のところはボランティアの消費者団体が地道に意見をする程度しかできていません。

一方で事業者側の背景には、経産省をはじめ金融庁や農水省、総務省、国土交通省などがあり、消費者側の内閣府の消費者庁とでは、政府内において圧倒的に規模が違いすぎて、必要な規制がスピード感をもってできず、消費者側が経済的な被害を受けている事が、全国民的に広がっている事が原因です。

それって、企業は事業で儲けて、従業員に利益配当という形で賃金が支払われているけど、その賃金の使い道で、企業などに経済的に搾取(さくしゅ)されて、余分な支払いが増えてるって事じゃないの?

結局のところ、誰も得してるのではないと思うけど。

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

そうなのです。

事業者は1円でも高く販売して、より多くの注文が増えれば儲かります。

その際の事業者側が消費者側に販売などをする手段が、グレーゾーンだけではなく、違法なケースが多いのです。

事業者側の構成員である従業員は、倫理観の狭間で苦しみながら、生活のために経済活動をして賃金を得ているのですが、生活設計などでは、簡単に妥協して騙されて、何のために売り上げを増やして賃金を上げているのか、多くの国民が冷静に判断ができなくなっていています。

義務教育では、世の中の仕組みや実態経済、生活設計に対して全く教わりませんから、私生活の設計で深く考える習慣がないのです。

それって、公正で健全な経済の発展が妨害されているよんじゃない?

国民や政府は、国民の3大義務の「教育を受けさせる義務」、「勤労の義務」、「納税の義務」で、教育を受けさせるために勤労と、さらに納税で疲弊してて、私生活のライフイベントに備えたり、知識や見聞を広めるための生活に必要な時間が取れていないように思うけど、それってどうなの?

現役世代を含めた、日本人全体の注意深さが低下して、ダークパターンに騙されやすい環境じゃないの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

それは、いろいろと日本国内全体が先送りしていたツケがこの30年間で顕著に現れていているのです。

シルバーデモクラシー(シルバー民主主義)の現状では、高齢者が日本国民の占める割合が多く、大切な選挙でも現役世代や若年層の意見は少数派となり、有権者の多数を占める高齢者を中心とした社会になっていて、日本国内は進歩が著しく送れてしまっているのです。

所得税と住民税、社会保険料、消費税などは、現在の高齢者が労働世代だった頃に比べて負担が増大しています。
しかしながら業務内容は複雑化していますが、過去30年間の大卒給与は上昇せず、収入は社会保険料が負担になり、可処分所得(税や社会保険料を除いた手元で使える金額)は減っています。

さらに政府が定年退職した高齢者の雇用延長を政府が支援して、若年層が就職できない世代間の格差や貧困が進んでいます。

民主主義では有権者が多い層がマジョリティ(多数派)になり、若年層などはマイノリティ(少数派)で、団塊ジュニア世代(氷河期)以降は、経済的な理由で結婚や子供を授かる事が難しくなっています。

多数派の高齢者中心の政策や考え方に寄せていってますから、時代背景に対応するための先進的な取り組みなどは先送りになっています。
高齢者を支えるために福祉財源の捻出や、高齢者に合わせて進歩をしない社会の構造になって、現役世代や若年層が犠牲になり、日本全体が注意力や倫理観が低下しています。

日本の社会の同調圧力が強い構造的が、ダークパターンに「無意識の同意」の付け入るスキを与えていますね。

それで、TVCMなどは高齢者向けの白々しい胡散臭いモノが多いのね。

健康食品なんて、どう考えても症状があるなら病院へ行けばいいのに、なぜ自己判断で治ると思い込ますようなモノばかり!

放送局の倫理観が欠落して、反社会的なことばかりしてるように思えて、絶望してしまうわ。

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

まあ、そう言わずに。5〜10年後は年齢構成が変わってると思うよ。

人間は等しく歳をとっていくのだから、やがて活躍する時が来るよ。

ちなみに、ダークパターンだけど、主に日本以外の先進国では、規制の動きがハッキリしています。

最近、AppleのiPhoneがいろんなことに消費者にデータを渡す事を許可する事を求めていていますよね?
海外ではあのような閲覧履歴を追跡されない権利や、個人の行動などへのアクセスが全て許可性なのです。
95%以上の消費者が許可せずに拒否していますけど、この警戒する意識レベルが先進国の消費者として当たり前なのです。


それは、主に経済を回している現役世代や若年層が経済的な不利益などが発生しないように、消費者団体が厳しく注視しているからなのです。

日本では、消費者団体の活動は活発なの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

残念ながら、日本の消費者団体はボランティアばかりで、事業者側に対抗できる経済力が圧倒的に乏しく、違法行為を政府に取り締まりを強化するように意見する程度にとどまっています。

中には特定適格消費者団体のように、制度の範囲内で、消費者に代わって訴訟を行なっている消費者救済型の消費者団体も存在します。

それも変化を嫌う日本独特の文化で、常態化していた違法行為を取り締まりすることはなかなか難しく、消費者庁や全国の消費者行政のできる範囲も限られています。
それに違法でも罰則がないことが多く取り締まりが形骸化していますね。

なぜ、消費者被害は国民共通の経済的な社会問題なのに、国政選挙で消費者問題を全面に取り組むという候補者が出てこないの?

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

それは、選挙で支援している事業者側に忖度している事が多いからです。

それに、消費者問題に取り組んでも効果がハッキリと明確にアピールする方法がわかっていない候補者しかいないからだと思います。

ある大阪府にある消費者団体は、スマホを中心とした消費者問題を平成31年から、政府に継続して意見して、複雑な条件の完全撤廃や大幅な低価格化へ導いて、国民の生活支出の5%程度に影響するくらいの国民への大規模な経済効果が生まれるに至りました。

そこまでの秀でた課題解決できる人材は、あえて立候補して面倒な選挙運動なんてしないでしょう。

そうよね。

候補者って、投票してくださいって見返りばかりで、候補者個人は何を取り組むのかは言わないで、みんな似たようなことばかり。

私たちの現役世代の生活に向けて、語りかけているのではないってのは、聴いててうんざりするわ。

野党も批判のための批判や、与党議員を批判したら、ブーメランのように実は批判した野党議員本人がもっと批判されるような過去があったりと、稚拙で国民を馬鹿にしてるわ。

やはり今の政治は高齢者に向けてしているのね。

めぐみ
めぐみ
ノッティー
ノッティー

世代交代が起きるまで、悪質商法に引っかからないように、貴重な収入が出ていくのを守る事が必要です。

高齢者等を騙すようなTVCMや広告表示などに、現役世代や若年層が慣れてしまってはいけません。

冷静に仕組みを疑う、鋭い視点で悪質商法を弾き返すくらいの気持ちでなければ、巧妙に仕掛けられた「ダークパターン」には引っかかります。

気をつけてくだいね。

ダークパターンは消費者をあざむく「無意識の同意」の仕組み

 ダークパターンとは、消費者が無意識に、自身に不利な行動を取るように誘導するデザインや仕組みの事です。

 店舗やネットで退会などの解約を、煩雑(はんざつ)にするのは解約担当のコールセンター等の「障害」という典型的な手法があり、解約妨害が目的となっています。
 また、セールの時間制限や在庫数などを強調する「あおり」、余分な注文のボタンの色などを目立たせて申し込みを促す「誘導」などをして、消費者の冷静な意思を阻害して購入さる事が目的になっています。
 さらに、この商品は業界一位の販売数が連続6ヶ月!や、○○人がこの商品を現在閲覧していますなど、第三者の行動を知らせて、購入を促す事が目的なものがあり、消費者の冷静な判断を阻害する事が狙いになっています。

 ダークパターンは、インターネット上の表示だけではなく、実店舗やTVCM、印刷物などでも存在しているのです。

ダークパターンの例

  • 通常購入より、定期購入の表示が装飾してあり、初期設定が定期購入にチェックされていて、定期購入をさせる意図がある。
  • 商品契約時やアカウント作成時に、事前に「メールマガジンを購読する」チェックが入っていて、消費者側が解除しなければならない。また反対にチェックしなければメールマガジンや関連する情報提供先からのメッセージが届く
  • 表示価格の比較防止等は、お得パックが1,000円/10個だが、お得セットは1,500円/1kgと、比較すらできないがお得パックやお得セットで、どちらがお得かを考え始めさせる意図がある。購入するか否かではなく、どちらを購入すればお得か?と、購入することに誘因している。
  • 注意逸らしは、さまざまな要素がある中で、意図的に特定の事に注意をむけるなど、例えば、何かを契約する際にオプションをつける画面で、オプションを追加するボタンが大きく表示されていて、オプションを必要としない場合は、背景と同系色でしかも文字も小さく提供者が都合の良いように意図的に誘導されている。
  • 隠された費用は、商品購入の最終段階で、送料や手数料が意図せず追加される。
  • 在庫数や予約数のカウントダウンなどで、意図的に購入動機をあおる。
  • 期限のない「期間限定セール」で、意図的に他社比較の排除や購入動機をあおる。※正規価格で一定期間販売実績がなければ違法です。
  • 第三者の閲覧や購入状況「いいね」などを表示があり、購入動機の形成をあおる。
  • 在庫の希少を強調して、「もうすぐ売り切れ」など高額でも早く購入するようにあおる。
  • 退会方法を電話に限定して、電話がほとんど繋がらなく意図的に退会及び解約妨害をする。
  • 広告に表示されていたが、実際には売り切れ又は契約済みで、他のモノを勧められた。その後も表示があったため、おとり広告だったことがわかった。

ダークパターンを少なくする社会にするには

 些細なダークパターンでも、消費者行政である消費者ホットライン(局番なしの188)へ相談する事をお勧めします。
 地味な行動と思えるかもしれませんが、多数の意見が集まる事で、規制や取り締まりが強化されます。

 また、ダークパターンのような「(無意識に)なんとなく同意を急がせている」、「解約の困難が予想される」などの場合は、怪しいと思い、常に仕組みを疑う消費者になりましょう。


まとめ

 余分な支払いに妥協せず、消費者行政に相談することで、高齢者等が消費者被害のメインターゲットではなく、全世代に広がっている現状が反映されます。

 国民全体の公平で健全な経済の妨げとなっている事を、データとして多数の被害件数を収集させれば、政府や政治家も動かざるを得ません。

 その時は、専門家集団である消費者団体は社会的責任で協力して、携帯電話料金のように国民の財産や利益の確保のためにアドバイスをするでしょう。

 皆さんが同調圧力やダークパターンの「無意識の同意」の闇に飲み込まれ妥協せず、しっかりと倫理観で疑問に思った事を声を上げていきましょう。

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  • 作成:令和3年5月10日
  • 文:能登健
  • 画像:いらすとや、ぱくたそ
能登 健
  • 能登 健
  • オフィスまちかど 代表、ファイナンシャル・プランナー、グラフィック・デザイナー、エンジニアリング・アドバイザー、システムアドミニストレーター、相続診断士、お客様対応専門員(CAP)、消費者啓発活動ボランティア、課題解決型・組織横断型地域ボランティア