【地球温暖化防止の啓発】脱炭素は難しいけど… 身近な日常生活の中で、出来ることから取り組みたいなら!
脱炭素社会て、なあに?
脱炭素社会とは、地球温暖化の要因となっている温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素の発生を抑制する社会システムへ変化していくことを含めて、脱炭素社会と使ってます。
脱炭素すなわち、二酸化炭素を排出する現状の社会システムを、場合によれば根本から考え直す必要があります。
このまま何もせずに地球の温暖化が進めば、将来世代への環境悪化が懸念されており、世代間や国家間を超えた全人類での持続可能な取り組みが欠かせません。
そうなんだ。
それでアメリカ、中国、ロシアなどの主要排出国は、環境問題だけは国家間の対立や利害関係を超えて、地球規模で取り組む必要性があるから、気候サミットに参加して、二酸化炭素の排出削減目標を表明しているのね。
そのとおりです。
日本も2050年までに、2013年の排出量と比較して46%を削減を目指すと宣言して、さらに50%の高みに向けて挑戦していくと、全世界へ向けて表明しました。
2050年までに46%を削減するといっても、出来ることを次々に実践していかないと、急に削減できるものではないよね?
そうですね。
それは悩ましいことでありながら、待ったなしの問題なのです。
長期的には技術革新にて、画期的な持続可能な循環型の社会システムが不可欠です。これは各国が協力して取り組んでいます。
短期的にすぐに取り組めることは、既存のシステムを使って、排出量を少しでも削減して、社会全体を脱炭素社会への方向性を、全人類に周知することです。
全人類が参加して、成り立つ目標であることを、全ての人類が認識する必要があります。
それは、最新の正しい知識や情報が必要だから、難しいよね。
常に情報をアップデートしていくなんて、大変かもしれないけど、おろそかにしていると環境に悪くて、背徳感や罪悪感に悩まされそう。
そうですよね。
何も調べないで、何もしなければ、何も罪もない子孫に悪い環境を押し付けることになります。
何の落ち度がない新生児には、本当に心苦しい話です。
このように待ったなしの優先度が高く、誰もが取り組まなければならないため、便乗した間違った知識や情報に振り回されることも問題です。
「これは環境に良いから」とマルチ商法や預託商法などが多く、悪質商法の関係者が信じきっていることが問題です。
今後はますます増えていくことでしょう。
常に自分自身の事として、情報リテラシーを高めていくことが大切です。
私たちは、いま、そのためには、何ができるの?
何から取り掛かればいいの?
そうですね。
大阪府では「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、「大阪府地球温暖化防止活動推進センター」が発足されています。
センターでは、イベント出展や出前講座、Webツールによる温暖化対策の普及啓発、省エネ相談や府民のエネルギー使用等に関する実態調査など、地球温暖化防止活動推進員や学生、民間団体等と連携して様々な活動を行っています。
そこの情報を確認したり、参加してみたりするのはどうでしょうか?
専門家以外の方でも取り組めるようにわかりやすく説明した簡単な資料が豊富です。
行政が実施していますので、悪質商法とは無関係ですね。
それは知らなかったわ。
府民としてキチンと知ってかないと恥ずかしいね。
まずは内容を確認してみるね。
ありがとう。
とりあえず日常生活の中で、取り組む方向性がわかったよ。
いきなり全てを変えるのは無理ですが、方向性を理解しておいて、備えておくことは大事ですね。
地球温暖化はなぜ起きる
地球温暖化とは、大気中に二酸化炭素やメタンなどといった温室効果ガスが増えることで、表面の温度が上昇し、気候の変動が起きる現象です。 気候の変動により、水不足や異常気象、自然災害の増加、海面の上昇による沿岸部の土地の水没や流失、生態系の変化、農業生産への影響など、自然環境や、産業に、多大な影響が出ることが予想されています。
エネルギーと気候は密接な関係
温室効果ガスとして、最も量が多いのは、二酸化炭素です。二酸化炭素は、石油や石炭といった化石燃料を燃焼させると発生します。火力発電や、自動車、各種の産業で、化石燃料を消費することにより、大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、地球温暖化を進行させます。地球温暖化を防止するためには、省エネルギーや、自動車の利用抑制、工業製品の消費量の節約などにより、化石燃料の使用量を抑制することが必要です。
一人ひとりが身近な生活の中で対策に取り組む
世界で、日本で、また日本国内の各地方自治体や地域のNPO、企業などが、地球温暖化防止のために様々な取り組みを行っています。
さまざまな取り組みにもかかわらず、地球温暖化の防止のためには、まだまだ取り組みが不十分であると指摘されています。
地球温暖化防止のためには、住民ひとりひとりができる取り組みもたくさんあります。
ぜひ、地球温暖化について、理解を深め、身近な取り組みから始めて、できれば、大きな取組への参加など、活動の幅を広げていただきたいと思います。
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まとめ
身近な生活の地味な取り組みから変えていく習慣が、普段の意識を変え、将来に負担を背をわせない、現状の満足感と同等以上の生活を目指すことが、持続可能な社会の取り組みです。
革新的な新技術や地球レベルでの取り組みは、一人ひとりが身近に取り組むことと区別して、日常生活の中で取り組める事を知り、実践していきましょう。
関連リンク
- 大阪府地球温暖化防止活動推進センター:
http://osaka-midori.jp/ondanka-c/
- 外務省 菅総理大臣の米国主催気候サミットへの出席について(結果概要):
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page6_000548.html
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- 作成:令和3年5月7日
- 文:能登健
- 出典元:環境省、大阪府地球温暖化防止活動推進センター
- 画像:いらすとや